こんにちは。
昨日子供から、「ドクターイエローがなくなっちゃうんだって」と聞きました。えっ?そうなの?
なのまぼろしのドクターイエローが!?
ドクターイエローとは新幹線の検査専用車両。
老朽化などを理由に、JR東海の車両は来年1月に、JR西日本の車両は2027年をめどに運行を終えることが13日、発表されました。
男の子のお子さんがいらっしゃる方は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
うちの息子は特に電車好きではありませんでしたが、それでもやはり、ドクターイエローの存在は知りました。色々グッズがあるんですよね。で、こんな電車があるんだね~と言おうものなら「えー!知らないのー」とよく知らない子に怒られました。
余談が長くなりましたが、『見たら幸せになれる!』みたいなことが言われているようですね。
レアものなので、子どもだけでなく、熱狂的なファンの方も多くおられることと思います。
夏休みにでも見に行けないかなぁと思い、調べてみることにしました。
ドクターイエローって何?
なかり初歩すぎる疑問ですが、もしかしたら知らない方もいるのでは。
「ドクターイエロー」は、東海道・山陽新幹線の線路を走行しながら、線路にゆがみがないかや、設備に異常がないかなどを検査する車両です。
「ドクターイエロー」は通称であり、正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車(しんかんせんでんききどうそうごうしけんしゃ)」と言うそうです。
もちろん検査車両が初めからドクターイエローだったわけではなく、東海道新幹線の開通間も無い頃は営業列車のない深夜に検測を行っていたそうです。
しかし営業列車と同じ速度で検測可能なT2編成(922形10番台)が1974年に登場してからは昼間に検測を行うようになったそうです。
そして「ドクターイエロー」の誕生は、 0系をベースにした先代に代わる車両として2001年にデビュー!
700系仕様の7両編成で、電気関係の検測を行う試験車6両(1~3号車、5~7号車)、レールなど軌道関係の検測を行う試験車1両(4号車)からなります。
運行は10日に1回程度。運行ダイヤは非公開です。
ドクターイエローの活躍
基本的には路線の点検作業のみに使用されますが、1995年1月に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)の際には東海道新幹線の復旧工事で必要なモルタル輸送にドクターイエローが用いられ、車内に満載されたモルタル200袋と作業員24人を東京から京都まで輸送する任に当たったそうです。
JR東海は2023年3月22日 – 23日、ドクターイエローの体験乗車会を開催!
初の旅客輸送を東京駅⇔新大阪駅で行っています。
ドクターイエローの人気が高いことから、新型コロナ禍による鉄道利用の低迷を補う収益拡大策の一環として企画され、当選倍率は100倍、約2万人が応募したそうです。
その他、2023年8月22,23,24と体験乗車イベントも開催しています。
ドクターイエロー引退
2024年6月13日に発表。
JR東海の編成は2025年1月に
JR西日本の編成は2027年をめどに、
東海道・山陽新幹線のドクターイエローを引退させ、N700Sに搭載された検査機能で代替すると発表されています。
ドクターイエロー夏休みに会えるか!?
6月14日午前、東京駅で、夕方には新大阪駅でドクターイエローが見られました。
引退を惜しむ声はたくさん聞かれ、
JR東海は「ドクターイエロー」の撮影会や体験乗車などができるイベントを計画しているということです。
去年、8月に体験乗車イベントを開催していることから、きっと今年もあるのではないかと推測しております!今後気を付けてチェックしていきたいと思います。
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